|
お母さんの悩み
≪子どもがお母さんのそばを離れない=子ども同士で遊べない≫
|
最近、子どもが親から離れられない(?)、離れない(?)と保護者(主に母親)からの問い合わせ(質問)が増えている。
実際、そういう子ども達も目にするが、もう一つ親が子どもを離さない(へその緒が切れない親)というケースも増加しているように思う。
いろいろなことが考えられるが、解決方法の一つとして、できる限り親子で外出し、同年代の
子どもさんとふれあう機会を作られることをお勧めする。子ども同士が一緒に遊ぶことによって、
親と離れて過ごす時間が多くなり、徐々に親から離れても安心して行動ができるようになります。
ただし、3歳までに母親と子どもの信頼関係が築かれていることが大切です。
母親が外に出て、沢山のお母さん達や大人達と話す機会を増やしましょう。
|
アトピー性皮膚炎について<その2> |
アレルギー体質の子どもの場合、年齢とともに次々とアレルギー症状が変化していくことがあります。アレルギーが形を変えて行進しているようにも見えることから、アレルギーマーチ(アレルギーの行進)と呼ばれるようになりました。
◎専門医による早期診断が大切
素人判断で食事制限をしたり、市販薬を塗ったりせず、早めに皮膚科で診察を受けましょう。
正しい治療を受ければ、年齢とともに症状が治まっていく場合も多いので心配しすぎないようにしてください。
|
アトピー性皮膚炎について<その1> |
人間の身体には、外から異物が入ってくると、これを排除しようとする働き(免疫反応)があります。ところが人によっては、ふつうなら何でもない物質に対してまでも異常に反応してしまうことがあります。これがアレルギー反応です。こうしたアレルギーを引きおこす物質をアレルゲンと言うのですが、原因は一つに特定できないことが多いです。しかし、皮膚が非常に乾燥していて、外部からの刺激から身を守る防御機能が弱いというアトピー性皮膚炎の患者に共通なことがあります。
食物アレルギー
・卵、牛乳、小麦などの食物を食べたことにより、腹痛、おう吐、じんましん、唇のはれなど様々な症状がおきる。
気管支喘息
・ダニなどが原因で、呼吸困難をともなう発作が繰り返し起きる。「ヒューヒュー」という特徴的な呼吸音がする。
アレルギー性鼻炎
・ほこり、花粉などが原因で起こる鼻のアレルギーで、ぜん息の子の半分以上が併発している。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状。
アレルギー体質の子どもの場合、成長とともにその症状が変わることがあります。その2では、こうしたアレルギーの進み方と、その対応について紹介します。
|
おむつはずし |
この夏におむつはずしのトレーニングを開始している方もいるのではないでしょうか。
本当はおむつはずしとは言わず、おむつはずれと言った方が的確な表現だとか。
それは大脳の成長が十分整えば自然におむつは取れるから。期を熟すのを待つことが必要なようです。(個人差はあるけど、2歳過ぎがめど)
START.
そろそろおむつはずしが気になりだした。簡単な言葉(いくつかの単語)は話すし、一人で歩けるようになっている。
STEP 0.
子どものおしっこの間隔を調べよう!2時間ぐらいあくことが1日一回でもあればトレーニングを始めてもOK!
STEP 1.
おむつのままで、1日に2〜3回、生活の節目でおしっこに誘ってみよう!
STEP 2.
1日の半分くらい成功するようになったら、思い切って綿パンツにしてみよう。
STEP 3.
誘えばほとんど成功するけど、なかなか自分から教えない子は、ちょっと誘うタイミングを遅らせてみよう!
GOAL!
晴れて一日、綿パンツで過ごせるようになる。でもまだまだ失敗するけどね!
排泄の話題を楽しく盛り込んだ絵本
◆
『ノンタンおしっこしーしー』キヨノサチコ(偕成社)
登場するノンタンのお友達も、みんなで仲良くおしっこを楽しんでいます
◆ 『しっこっこ
できるよできる』西内ミナミ・和歌山静子(偕成社)
せみ、わんわん、ぞうさん、さかなたち、あひるさん、赤ちゃんの身近な生き物のおしっこを自然体で表しています。
◆ 『みんなうんち』五味太郎(福音館書店)
わかりやすくて親しみのある科学絵本。最後はみんなでうんちする姿が圧巻。
◆
『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』広川沙映子(アリス館)
ママがイライラしていると赤ちゃんも緊張してかえってうまくいかなくなるもの。
そんなママの気持ちをほっとさせてくれる絵本。
|
日本の昔話をシャワーのように 〜昔話の効用を少し〜 |
昔語りの中の人間は、第一の爺は正直者、第二の爺は欲張りで怠け者…というのが多いのですが、しかし、運のいい怠け者もいるし、うそつきが幸福になる話もあるのでいちがいに勧善懲悪とは言えません。 つまり、いろいろな人間がいるけれど、人は成長していく途中で変化していくものらしい。そういう「いろいろ」をシャワーのように子ども達にふりかけてあげるのとそうでないのとでは、子どもの人格形成に大変な違いが出来てしまうらしいです。
人間と自然の関係についても、昔話は語っています。人間はどんなに進歩しても動物の一種であることに変わりはないのですから、自然と上手につきあっていかなければならないことを教えてくれます。
さらに、昔話は、人間存在の真相を語っているのですから、きれい事ばかりではありません。その場面をこと細かく写実的に描写はしませんが、「かちかち山」のたぬきが「婆汁」を爺に食わせるということもあります。残酷すぎるとして、カットされることもありますが…。つる女房のつるやきつね女房が母になっても、最後は別れていくというような、終末で「めでたしめでたし」とはならないことも多々ありますが、そうした質の高い「悲劇」を語ってもらった子ども達は心豊かな人に育つらしいです。
昔話の終わり方いろいろ……
「とっぴんぱらりのぷう」「どんとはれ(岩手県遠野)」という終わり方が、ここらでは一般的ですが、「いきがぽーんとさけた、なべの下がらがら」「いっちがむかしがつっさけた。長門の長ぶち、ぶらんと下がった」「それもそれっきり」などという所もあります。(まだ、他にもいろいろ…)
「これでいっちごさけた(新潟の長岡)」は、「これで一期栄えた」の意味で、めでたしめでたしとなるらしい。「いきがぽーんとさけた」はもともと「一期栄えた」のはずですが、「さかえた」は方言では「さけぇた」となり、「裂けた」と勘違いし、「一期」を「息が」とし、「息がぽーんと裂けた」と遊び心がころがり、その下に「なべの下がらがら」とつけたらしい。「つっさけた」も「さけぇた」からてんじたものと理解できますね。
|
歯のはなし -その2- |
心身とも健康で大きくなるために…
歯とおやつ ・ 食べ物
*赤い箱のおやつを青い箱のおやつにすると危険性がひくくなるよ。
× |
ケーキ |
× |
あめ ・キャンディ、チュウチュウアイスのように口の中に長い時間ふくんだりとどまったりする物 |
× |
チョコレート |
× |
ジュース類
…などの甘いもの |
× |
スポーツドリンク |
× |
イオン飲料 |
× |
乳酸飲料
…などの甘ずっぱい飲み物 |
|
|
○ |
シュガーレスのものや |
○ |
酸にならない甘味料を使った物や |
○ |
干しぶどう、干しがきなどのドライフルーツ |
○ |
乾物…など |
|
|
|
飲み物は、 |
○ |
お茶(カフェンの少ない番茶やほうじ茶)や |
○ |
お湯 |
|
|
歯磨きして、歯に食べ物のかすをくっつけておかないことが大事なことは分かりますが、体内に入った食べ物の成分も大事なんです。
お母さんのおなかの中で、大体の歯や骨の丈夫さは決まってしまうと言われています。
お母さんも、甘みよりは新鮮な野菜や果物、小魚や海草、そして、水や牛乳をたっぷりとりましょう。おっぱいをのませているお母さんも、おっぱいを通して赤ちゃんに良い栄養をとどけましょう。 |
|
*さらに、与え方も要注意!
× |
子どもがほしがるたびに与える。 |
× |
おやつを袋ごとわたしたり、飲み物を缶やビンごと与える。 |
× |
眠くてぐずっているので与える。 |
× |
ほ乳びんでイオン飲料や乳酸飲料を与える。 |
|
|
○ |
回数を少なくし、10時とか3時などと時間を決めて与える。 |
○ |
一回に食べる量を決めて、小皿やコップに入れて与える。 |
○ |
ドライフルーツなど、歯に安全な物にかえたほうが良いが、寝る前は、原則として与えない。 |
○ |
口に含む時間が長くなるのでとても、危険!やめよう! |
|
|
歯にいい食品 |
カルシウムを多く含む食品
(さくらえび、 あさり、昆布、小松菜…など) |
たんぱく質を多く含む食品
(豚肉、鶏肉、 獣肉、かつお、あじ…など) |
カルシウムとたんぱく質を多く含む食品
(牛乳、チーズ、卵、豆腐、油揚 げ…など) |
食物繊維を多く含む食品
(ごぼう、人参 、プルーン、こんにゃく、枝豆、納豆…など) |
酸にならない甘味料
(キシリトール、ソルビトール、マルチトール、パラチノースなど) |
|
|
*ポイント 食べる量より、歯に触れている時間・回数に注意!
資料提供 東成瀬村保健センター
|
読み聞かせのすすめ <−その5−> |
「ポム.ポム.ポム」
ポム、ポム、ポム。 ポム、ポム、ポム。
はずむ声が聞こえました。振り向くと、絨毯に座った女の子とお母さん。
2才くらいの女の子は、ポム、ポム、ポムの声の合わせて、全身でリズムをとっています。
お母さんは女の子の横に座って、女の子の正面に絵本をかざして読んでいました。
けして大きくはないけれど、明るく聞き取りやすい声。
ポムポムポムのところへ来ると、女の子は嬉しそうにカラダを浮かします。
私のところからは絵本が見えません。ポムポムって何だろう。
私は耳がダンボになって、お母さんの声を聞きます。2才の子供だったら、
そばに行って一緒に聞かせて貰うのだけれど。
お母さんは絵本と子供の顔を交互に見ながら、ゆったりと楽しそうに
ポム、ポム、ポム。いいな、いいな、私にも読んでよ。
お話が終わり、女の子とお母さんは絵本を棚に戻して、帰って行きました。
私は早速その本を手に取りました。はねて跳んでいくリンゴのお話でした。
一人で読んだポムポムは、空しかったです。
あのお母さんのリズムが今も耳にのこっています。
(読み聞かせ 図書館で出会った幸福の情景)
|
歯のはなし -その1- |
初めての歯磨きの仕方を、保健婦さんから資料をいただきましたので 紹介します。
1. 歯磨きを親子のふれあいの延長としてとらえる
顔や口にふれられることは本能的に嫌うので、日頃から遊びや親子体操などを通じてねかされたり、顔や口の周囲などにふれられることへの抵抗感をなくしておく。
2. 子どもの頭が安定し、口の中がよく見えて、保護者の歯磨きが適切に行える姿勢をとる
声かけや気分転換で、子どもが落ち着いて身をまかせるようになるのをまつ。
いやがってもまずは寝かせみがきの姿勢を保つことから。
3. 子どもの目の斜め下(10〜20pのところ)で歯ブラシを見せて、しっかり認識させる
保護者が口を開け、歯ブラシを口に入れるまねをしてみせる。子どもが歯ブラシを認識して興味を持つなどの心の変化をまつ。子どもに歯ブラシを持たせてみるのも効果的。
4. 歯と歯肉に歯ブラシをやさしくふれたままにする「とめみがき」からならしていく
歯がはえたてのころは、口の中にいきなり歯ブラシを入れず、ガーゼを巻いた指を入れてならしておく。すぐに歯ブラシを動かさない。上の前歯など、さわられるのをいやがる敏感な部分は最後にまわし、しっかり「とめみがき」をする。
5. 歯ブラシを軽く動かす
子どもが歯ブラシになれていやがらなくなったら本格的にみがき始める。子どもの体調や気分に合わせて歯磨きにかける時間を調整する。子どもが自分でみがくといったら気がすむまでみがかせてから「仕上げみがき」をする。
(神奈川県茅ヶ崎保健事務所 保健福祉課長/歯学博士 北原 稔
岡山大学歯学部附属病院 小児歯科 講師 岡崎好秀
中野区北部保健福祉センター歯科衛生士 白田チヨ 編著
「乳幼児のむし歯予防子育てガイド 歯ッピーエンゼルのおくりもの」より抜粋)
|
読み聞かせのすすめ <−その4−> |
・読書は、私に楽しみを与えてくれました。 |
・読書は、私に悲しみや喜びにつき、思い巡らす機会を与えてくれました。 |
・読書は、人生の全てが決して単純でないことを教えてくれました。 |
美智子皇后著「橋をかける」より |
世の中が複雑になり、多様な価値観の氾濫する今こそ、「読書」が大切であることは繰り返し言うまでもないのですが、国も「子どもの読書活動の推進に関する法律」を制定するなど、国を挙げての読書への取り組みが叫ばれている今です。
母親や父親や祖父母、そして廻りの大人による子ども達への読み聞かせが与える心の栄養は、未来の日本を担う子ども達にとり欠かすことの出来ないもののようです。幼児期にこうした栄養を与えられた子ども達は、大人になっても読書が好きになっていくのです。
それにしても、声を出さずに読む(黙読)という習慣がついたのは、いつの頃からでしょうか。昔話も物語も本来は声に出して語り継がれたものでした。そして、今、子どもの感性を豊かにする最も有効な方法が「読み聞かせ」だと言えます。まだ文字の読み書きの出来ない幼児にとり(幼児と言わずに小学生や大人でもそうです…。)、見て、聴いて感じることのできる絵本は、とても魅力的です。今日は、幼児向けの良い絵本の条件を挙げてみます。
・お話の素材が幼児の親しみやすいものであること。 |
・お話全体が無理なく理解できる文章であること。 |
・その文章が幼児の感性に訴えるリズム感をもち、簡潔であること。 |
・幼児が共感できる絵であること。 |
・幼児の感情をいきいきとふくらませてくれる絵であること。 |
・どこまでもイメージを広げてくれる絵であること。 |
こうした未知なるものへの興味をわきたたせ、子ども達の心を成長させる絵本を、シャワーのように振りかけてあげてください。「なるせっ子広場」が開催される日に、そうした絵本の紹介もしていきたいと思いますので、是非おいでください。
(参照文献 西本鶏介著「子どもがよろこぶ!読み聞かせ絵本101冊ガイド」講談社)
|
読み聞かせのすすめ <−その3−> |
●読むときには
図書館の職員がいくらがんばってもお母さんの声にはかないません。図書館の読み聞かせは時間が決まっているし、みんないっしょです。でも、お母さんの読み聞かせはいつでもしてもらえるし、そして聞き手は自分だけなのです。
だから気楽に読んで、といっても、「読み方があるんじゃない」という人のために、ここに気を付けて欲しいことをお話しします。
(1)間を大切にゆっくり読む
「読み聞かせのすすめ<- その1 ->で紹介した『おおきなかぶ』を例に挙げてみます。これを読むとき、「お・じ・い・さ・ん・が・か・ぶ・を・う・え・ま・し・た」と一字一字区切って読むのではなく、「おじいさんが・かぶをうえました。 ・・ あまーいあまーいかぶになれ ・・ おおきなおおきなかぶになれ 」というように、文節で軽く区切ったり、文章で区切ったり、あるいは、お話の展開のあるところでは、長めに区切ったりすると読みやすいし、聞きやすいと思います。
(2)ページめくりに注意する
絵本を読む時、ページめくりはとても大切です。ほとんどの絵本は、普通にめくればよいのですが、乱暴にめくったり、お話の展開を無視してめくったりすると、たのしさが半減してしまいます。
また、文字が少ない絵本の場合、ことばが終わったからといって、すぐにめくらずに、ゆっくり絵を見る時間を与えてください。
表紙や、表紙と中を結ぶ見返し、中の題名の書いてある絵も見せてあげてください。
(3)無理せず、自然に読む
読み聞かせは、あくまで本が主役ですから、脚色したりせず、自然に読んでください。会話の場面だからといって、声色を使ったりする必要はありません。図書館で読み聞かせをする時は、読み手がでしゃばり過ぎて、子どもたちの視線が本より読み手にいくことがないよう気を付けています。会話の部分も無理に会話口調で読まなくとも、誰が話しているか知っていれば、おじいさんはおじいさんらしく、子どもは子どもらしく自然になるものです。子どもにとって、お母さんの声が、一番親しみやすく、聞きやすいのですから、自信をもって読んであげてください。
(五十嵐静江「図書館員が小さい子どもをもつお母さんに語る
読み聞かせのすすめ」より抜粋)
|
読み聞かせのすすめ <−その2−> |
●本を選ぶ
絵本を読んであげたいが、どんな絵本がよいのか分からない、という方も多いのではないのでしょうか。そのことに触れたいと思います。
(1)絵
絵本にとっては絵が何よりも大切です。絵を見るだけで、たのしむことができ、お話の大筋が伝わってこなくてはよい絵とはいえません。
そのためには、絵はきちんと描かれていなければいけません。活き活きとした息吹が感じられる絵、お話のイメージを膨らませ、想像力を刺激する絵、どれも抽象的で分かりにくいかもしれませんが、図書館に行って、よい絵本をたくさん見てください。そうすれば少しずつ分かってくると思います。
(2)ことばとストーリー
ことばは絵と合っていることが大切です。ことばが語っていることと絵がくい違っていては、絵を見ている子どもたちは戸惑ってしまいます。
また、ことばは目で読むだけと声に出すのでは違った印象を受けます。声に出すとことばのもつ力が強くなるのです。読みやすいことばは聞きやすいので、声に出して読んでみてください。活き活きしたことば、快いリズムのあることば、力強いことば、たのしいことば、きちんと表現されたことば、思いが伝わってくることば…。
迷った時は声を出して読んでみてください。案外自然によい絵本を見つけられるかもしれません。
(3)無理せず成長段階に合った絵本を
子どもには、個性もありますし、成長の度合いも違っています。ごく小さい子のための本には、絵は見やすく、バックもすっきりしているほうがよいでしょう。ブルーナの本はその良い見本です。また、経験が少なく、想像力も未熟ですから、身近なテーマがよいのです。少し大きくなると空想の世界をたのしむことができるようになりますし、細かい絵の中から、ほんの小さいものも見つけることができるようになりますから、絵本を選ぶ幅もぐっと広がります。成長段階に合うということは、何歳だからこれをというのではなく、お子さんの成長に合わせて絵本の世界を広げていって欲しいということなのです。難しいものを無理して読んだり、興味のないものを押し付けたりすることなく、お子さんの反応を見ながら、いっしょにたのしめる絵本を見つけてください。
(五十嵐静江「図書館員が小さい子どもをもつお母さんに語る 読み聞かせのすすめ」より抜粋)
|
読み聞かせのすすめ <−その1−> |
●読み聞かせとは
読み聞かせというのは、絵本や物語を声を出して読んであげることです。
特別のことではありません。面倒なことのように思われがちですが、本さえあれば誰にでもできることです。
●読み聞かせで育つもの
(1)ことばを覚え、想像力を育む
ことばの世界を豊かにするのは積み重ねです。お母さんがやさしく語りかけることが何より大切なことはいうまでもありません。その上、読み聞かせをしてあげれば、絵本の中の豊かなことばが子どもたちのことばの世界を広げるための力になるでしょう。
(2)本が好きになる 『おおきなかぶ』A.Tolstoy 原作
絵本の中には、自分の好きなもの、初めて見るもの、わくわくするもの、面白いものがいっぱいです。子どもたちは現実には体験することができない不思議なこと、どきどきすることを主人公といっしょに体験することができます。そして、その世界に連れて行ってくれるのが大好きなお母さんだとしたら、子どもたちはきっと本が好きになります。
(3)触れ合い−お母さんとのたのしい時間−
お母さんに本を読んでもらっている時間は、子どもたちにとって、とっても嬉しくて、たのしい時間です。大好きなお母さんを独り占めできるし、お母さんの声はとても気持ちがいいのです。でも、それもお母さん次第です。お母さんがいやいや読んでいては、たのしくありません。たのしくなければ聞かないし、聞かなければお母さんもよけい嫌になってしまいます。お母さんが子どもといっしょに絵本をたのしむことができれば、同じ喜びを共有することができます。まず、お母さんが絵本のたのしさを知ることのほうが大切かもしれません。
(五十嵐静江「図書館員が小さい子どもをもつお母さんに語る 読み聞かせのすすめ」より抜粋)
|
子育てQ&A<小学生編> |
Q:おねしょが毎晩続いています。(小5男)
A:おねしょをされると、お母さんも暗い気持ちになってしまいますね。
もちろん、子ども本人が情けない気持ちでいっぱいですから、いやな顔をしたり、叱ったりはしないでくださいね。ただし、日中漏らしたり、尿の色が気になるときは、身体的な病気が原因かもしれません。病院で相談しましょう。身体的に問題がない場合は、心因性の可能性が高いと考えられますので、何かストレスとなるような背景はないか考えてみましょう。
大切なのは、「また、おねしょをしてしまうかも…。」という子どもの不安な気持ちをやわらげることです。おねしょは必ず直ります。気楽にのんびりかかわっていきましょう。
|
子育てQ&A<小学生編> |
Q:目をパチパチさせます。チック症状でしょうか?(小1男)
A:チックは、自分の意志とは無関係に、急速に繰り返される運動です。もし、「パチパチ」がそのような様子なら、チックの可能性が高いかもしれませんね。原因は、その多くが慢性的な緊張状態によることが多いので、子どもの環境を見なおしてみる必要があるでしょう。また、眼のかゆみが原因のこともあるので、眼科を受診されるとよいでしょう。
症状そのものでなく、子どもの背景に目を向け、子どもがリラックスできることが大切だといえそうです。
|
子育てQ&A<小学生編> |
Q:好き嫌いが多く、特に野菜を食べません。(小1女)
A:離乳期以降、子どもはさまざまな味を体験することによって、酸っぱい物や苦い物も食べられるようになります。ところが、料理をする人の好き嫌いで、食卓に出る機会の少なかった食品は、子どもにとっても苦手な物になりやすい傾向があります。また、子どもの噛む力は16歳でほぼおとな並みと言われています。野菜や肉などは繊維が多いため、味だけではなく、子どもの噛む力では噛み切れないことが好き嫌いの原因になっていることもあるのです。ですから、子どもの苦手な食べ物は、食べやすい調理(細かく切る、柔らかくゆでるなど)を心がけることも必要だといえますね。また、親子で一緒に食事作りをするなど、食事は楽しいものだという体験をすることも、好き嫌いをなくす一番のポイントといえるのではないでしょうか。
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q:公園で遊んでいても、すぐ友達とケンカをしてしまうんです。どうしたらいいでしょう?
A:2、3歳ころまでは、「自分でする!」「○○ちゃんの」と自己主張がとても強くなります。
これは、我がままではなく、とても大切なことです。そのような年ごろの子どもたちが集まると、自己主張がぶつかりあって取り合いしたり、けんかになってしまうのです。
自己主張がぶつかることも大切で、ぶつかることで、自分ではない相手の気持ちが分かるようになってくるのです。けがにつながる場合は止める必要がありますが、それ以外は、気持ちのぶつけ合いを見守ることが大切です。
言葉で伝えられない気持ちを、まわりのおとなが伝えてあげるなどの
補助的なかかわりもしてあげましょう。
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q:いろんなことに「なんで?」と聞いてきます。忙しいときなど「うるさい!」と言ってしまったりもします。どう答えたらいいのか分からないときもあるのです。どのように対応すればいいですか?
A:3歳ころになると「なんで?」をよく言います。おとなも聞かれると分からないことがいっぱいあって、分からないから「うるさい」と言ってしまったり、忙しい時に聞かれるとイライラして答えなかったりしてしまいがちです。子どもがいろいろなことに疑問をもち、問いかけることはとても大切な姿です。できるだけ答えるようにしましょう。
そして分からない時、はぐらかしたり、怒るのではなく「お母さんもわからない」と答えればいいのです。その後一緒に調べたりするのもいいですよね。
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q:泣いておもちゃをほしがるので、つい買ってしまいますが、すぐほったらし・・・家の中はおもちゃだらけになっています。 おもちゃをほしがったときはどうしたらいいでしょうか?
A:泣いたら買ってくれることを子どもは今までの経験で分かっているのでしょうね。泣いてもダダをこねても、不必要なおもちゃは買わないことです。でも、今までの経験で身につけた「泣いたら買ってくれるんだ」という思いがありますから、相当泣いて要求するとは思いますが、そこは頑張って買わないことです。
そして、「誕生日になったら買ってあげるよ」などというふうに約束してあげてはいかがでしょうか。簡単には買ってもらえないことが分かるようになると、今あるおもちゃも大切にするようになると思いますよ。
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q:忙しいときに限って、「絵本を読んで」などかかわりを求めてくるのですが、どうすればいいですか?
A:おとなが自分をかまってくれないことが不安になって、かまってほしいという要求を出すんですよね。でも家事の最中など忙しい時は、今は用事をしているから無理であることを伝え、用事が済んだら、絵本を読むことを約束すればいいのです。用事が済んで約束どおり絵 本を読むなど子どもの要求に応える事を積み上げると、3歳ころになると約束を理解するようにもなってきます。
しかし、親の都合で「だめ」と子どもの要求を聞き入れなかったり、約束を守らなければ、子どももおとなのいうことを聞き入れようとしなかったり、わがままを通そうとすることにもつながります。子どもの姿はおとなの子どもへのかかわりの鏡ですから、子どもの要求に対しては、きっちりとその場の状況を判断して対応し、約束したことは守ることが大切です。
|
<1歳6か月から2歳のころの育児の悩み Q&A> |
Q:おむつがなかなかはずれません。パンツにするとおしっこをもらしてしまいます。「どう してそうなの」とおしりをたたいてしまって、子どもを泣かしたこともあります。(2歳)
A:たたくことは恐怖心をうえつけるだけで、何の効果もありません。
おむつがはずれるためには、
@子どもが排泄した後に教える
A排泄する前に教える
Bおしっこをがまんできる
という発達の段階が必要です。日ごろの子どもの排泄の様子をよく見ておき、おしっこやうんちが出そうなときにもじもじしたら、すかさず「トイレに行こうか」 と誘ってみるとよいでしょう。子どもはだんだんに自覚して、自分からいえるようになります。最初に自分から教えたときはたくさんほめましょう。夜はまだ取れていないのが普通です。そのうちにはずれますから、あせって叱ったりしないようにしてください。
|
子育てQ&A<しつけ編(3)>
|
◎基本的な生活習慣を身につけるために励ましながら待ってあげましょう。
成長するにしたがって、自分でしようとする気持ちが芽生えます。この時期、したい気持ちとできることとは結びつかず、ついつい手を出してしまったり、「早く」「早く」とせきたててしまいがちですが、余裕を持ってのぞみ、子どもの意欲を十分満足させてあげ、その努力を認めながらできた時はほめてあげ、できない時は声をかけながら手伝ってあげましょう。どうしても時間のない時は、まだ、わからないからでなく、まず、子どものしたい気持ちを受け止めた上で、できない理由を知らせ、納得させながら介助しましょう。
◎知る楽しさやできる喜びをたくさん体験しましょう。
幼児期は好奇心のかたまりです。「これなーに」「どうして」と子どもが聞いてきた時は、き ちんと応じてあげましょう。お母さん自身がいろいろな事に興味をもってお子さんといっし ょに楽しい体験をし、話しかけながら、疑問の解決や、お子さんのできたことをほめてあげ、 やる気をおこさせてあげましょう。
|
<1歳から1歳6か月のころの育児の悩み Q&A>
|
Q:夜遅くまで起きていて、朝起きません。生活リズムを整えたいのですが。(1歳5か月)
A:最近は大人が夜型の生活になってきているので、夜更かしの子どもが増えてきています。ちょうど眠るころお父さんが帰ってくると、夜の楽しいスキンシップの時間となってしまい、翌朝起きられないことにもなります。
子どもの生活リズムは、睡眠だけではなく、食事や排泄、遊びなど生活全体を合わせて考えることが大切です。家庭によって事情がちがうでしょうが、小さいころから早寝早起きの習慣づくりをしたいものです。夜遅く寝ても翌朝は、朝の光を浴びて朝食をとるというようにこころがけましょう。
昼間は十分からだを動かして遊ばせる規則正しい生活は体内ホルモンの安定のためにも重要です。 (秋田県健康福祉部健康対策課「お話しきいて 子どものこころの健康づくり」より)
|
子育てQ&A<しつけ編(2)>
|
◎じょうずにしつけるために
☆子どもの自尊心を傷つける言葉は言わないようにしましょう。
☆子どもが十分甘えられるお母さんになりましょう。
乳幼児の時は甘えたい気持ちを十分受け止めてあげましょう。甘えを通して母子の絆がしっかり結ばれ、情緒が安定することによって、お母さんの言うことがきちんと聞けるようになります。
◎時には「ダメ」と言うことも必要です
〔甘え〕と〔わがままを通す〕ことは違います。乳幼児期は、自分の気持ちをうまくコントロールすることができませんので、大人の接し方が大切です。店先で「買って!」と大泣きしている姿を見かけたことはありませんか。欲しがるからと何でも与えていると、《要求はすべて通るのが当たり前》になってしまいます。しかし、ただ「だめ」と突っぱねるだけでなく、「・・の時にね」などと約束させ、納得させる努力をすることで《がまんのできる子》になっていきます。
|
<6か月から1歳ころの育児の悩み Q&A>
|
Q:毎晩夜泣きがひどくて困っています。おっぱいをあげても、おむつを替えても泣き続けます。睡眠不足で昼間ボーっとしてしまいます。(8か月)
A:大人の睡眠の形になっていくときの一時的な現象です。深い眠り、浅い眠りのリズムのなかで、浅い眠りの時に目を覚ましてしまうのです。泣き出したら、添い寝をしたり、乳首を含ませたり、背中をやさしくさすったりして、安心させてあげてください。外へでると気分が変わって泣きやむこともあります。ときには、運動不足が原因のこともあるので、昼間たっぷり遊ばせてみてはいかがでしょうか。長く続く場合は、ひとりでかかえ込まず、家族にも協力してもらい、親も疲れないように、夫とふたりで交代で起きるなどして睡眠時間を確保しましょう。1歳すぎて昼間の動きが活発になるころには眠りも上手になって、夜泣きは減ってきます。
戻る
|
子育てQ&A<しつけ編>
|
◎「甘え」と「わがまま」について
「乳幼児期は十分甘えを受け入れてあげましょう」と言われます。その受け入れは、月齢とともに少しずつ違ってくると思います。
1歳を過ぎる頃からお母さん(おとな)の言うことはだいたい理解できるようになってきて、2歳頃になると少し待つことができるようになってきます。子どもの要求はしっかり受け止めてあげながら、お母さん(おとな)のじょうずな対応で、いつも自分の意のままにならないことを少しずつわからせていきましょう。
十分甘えを受け入れることと、要求をすべて受け入れることは違います。
戻る
|
子育てQ&A<しつけ編(6回シリーズ)>
|
*今回から6回シリーズで、しつけについて考えていきたいと思います。
◎しつけとは
「しつけ」とは、一言で言えば社会生活を営むために必要な生活習慣を身につけること。
人は一人では生活することは難しく、社会の一員としてうまく係っていくための知恵や感性を身につけていきます。成長と共に行動範囲が広がるにつれ、いろいろな規則や約束ごとが必要となってきます。小さい頃で言えば、「あいさつをする」「他人の物を黙って取らない」「お友だちを叩かない」など、子どもに主体性を持たせながら上手に知らせていくことだと思います。
◎しつけはいつから
よくお母さんから「いつからしつけを始めたらいいのですか」と質問を受けます。しつけは生れた時から始まっていると思います。自分の要求を泣くことでしか表現できない赤ちゃんに、お母さんは「お腹が空いているのかな?」「眠いのかな?」と気遣い、一生けんめいお世話をします。こうして、要求を満たされた赤ちゃんとお母さんとの間に信頼関係ができます。この信頼関係がしつけの基盤になります。信頼しているお母さん(おとな)の言うことを受け入れることは容易ですが信頼していない人の言うことは受け入れが難しいのです。
戻る
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q 着替えなんですが、子どもがすると時間がかかるのに、自分でするって言い張るんです。
どうしたらよいでしょうか?
A. 寒い冬など、子どもに任せるととっても時間がかかり、風邪を引くのではと心配になって しまいますね。また、時間がかかっていることにイライラしてしまうことも多いと思います。でも、自分でしようとしているのは、子ども自身が考える機会ですし、また、“自分でもで きる”という自立の喜びを感じる時なのです。時期や場所にもよりますが、子どもの考える 機会、自立の芽を育む機会を大切にしてあげましょう。
1歳頃から、それまで大人がしていたかかわりを自分でしたいという欲求が生まれます。パンツをおろしたり、あげようとしたり、靴下を脱いだり、はこうとしたり、子どもが自分でしようとすることは大いに認め、時間はかかりますがどしどしさせてあげましょう。そして子どもがしたことをほめたあと、補ってあげましょう。
2歳頃になるとより一層「自分で!」を主張しだします。ちょっと手をかしながら、自分でできる快さを子どもに感じさせるようなかかわりをしていきましょう。ボタンにも興味をもって、自分でしようとします。自分の服のボタンより、人のボタンの方がやりやすいですから、人形やお母さんのボタンをはめたり外したりも経験させてあげましょう。
戻る
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q テレビをつけているとじーっと見つめていて静かなので、ついそうしてしまうのですが、
テレビはやはりよく ないのでしょうか?
A. じーっとテレビを見ているから、集中力があると思ってしまったお母さんがいましたが、とんでもありません。テレビは一方的映像を送り、画面が動くので子どもはじっと見つめますが、子どもが「あーあー」など声を出して発信を送っても、テレビは応えてはくれません。
テレビに子守をさせるのは、百害あって一理なしのよい見本といえるでしょう。といって、これだけテレビが普及した時代にテレビを禁止した生活はなかなか作ることはできません。テレビの番組の内容を選択したり、生活の中でつけたり、消したりしてうまく活用することが大事です。
1、2歳ころは、歌やまねっこ遊びが大好きだから、そのような番組を選択したらいかがでしょう。また食事時には消して、家族が会話しながら食べるようにしたり、眠るときには、家族みんながテレビを消すとか工夫して使うことが大事で、一日中テレビがつけっ放しという生活は、絶対やめましょう。
4、5歳ころから、テレビを見る時間を子どもと決めて、見せるようにしましょう。
戻る
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q 5歳の子どもですが、お寝しょが多いのです。異常でしょうか?
A. お寝しょは、個人差が大きく小学校の高学年までしていた例もよくあります。5歳では、まだまだ当然ですよ。怒ったりしないようにしてくださいね。おとなだって寝る前に水分をとりすぎると夜中におしっこで目が覚めてしまいます。寝る前にたくさんの水分を飲んでいるのが原因の時も多いですよ。寝る前の水分調節をして少し様子を見てみましょう。
夜中に一度おしっこに行くことを促すのも一つの方法です。またお寝しょをするからと、大きくなっているのに紙おむつをさせて眠らせる例もありますが、紙おむつでは濡れたこと に気付きませんし、大きくなったのに紙おむつでは、子どもの自尊心を傷つけます。気持ち 悪かったねと子どもと一緒にシーツを交換するなどして、怒ったりしないようにしましょう。
お寝しょ用のパッドを用意したりして、怒らなくていいように親の負担を少なくするのも一つの方法ですね。
戻る
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q ひとりで寝ることが大切と聞いたのですが、何歳くらいからですか?
A. 乳幼児期、小学校に入学するくらいまでは、不安や甘えたい気持ちがいっぱいです。そばについてあげたり、添い寝もしてあげてください。
小学校へ入学したら、徐々に一人で眠るようにしてあげたらいいですね。でも眠る前の絵本やお話しは、親子のスキンシップの機会です。子どもからもういいよって言われるくらいまで続けてあげてください。
戻る
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q パンツに失敗したとき、つい怒ってしまいますが・・・。
A. トイレの自立にむけて大事なことの一つに、「失敗しても叱らない」があります。おむつからパンツに変え、おしっこ間隔を見計らって「トイレにいこう」と促していきますが、当然の事として失敗します。でも失敗して、おしっこが足をつたい、床にたまる。この経験も自立への歩みです。
失敗したときに怒ってしまうと、“失敗=親に怒られる”となってしまいます。怒られるからパンツにしてはいけないのではなく、おしっこ、うんちをトイレにいってする快さを子ども達に伝えたいですね。
2歳から3歳ころには、排尿間隔が少し長くなってきますし、またおしっこやウンチがでるときの意思表示もはっきりしてきて失敗も減ってきますよ。
戻る
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q. 絵本は、いつごろから与えればいいのですか?
A. 何歳から、何カ月からという事は決まっていません。しかし、おとなのことばを理解し始めるころ、簡単な動物絵本や身近な食べ物の絵本を楽しむことができますよ。ひざに抱っこしてあげて、「いないいないばー」「にゃんにゃん」「まんま、どうぞ」と 一緒に楽しんであげてください。
戻る
|
子育てQ&A<乳幼児編> |
Q. 抱っこして飲ませることって大事なのですか?
A. からだという機械にミルクを補給しているだけではないですよ。「なんとなく不快で泣いていたとき、自分を見つめ、優しく接してくれる人と、含ませてくれるもので、気持ちが良くなった。」そのような感覚の積み上げが、空腹を感覚として覚え、訴えることや満腹感・こころ良さと一緒に身近に接してくれる人が大好きになり、信頼感が作られていくのです。
仕事や家事で忙しく、毎回抱いて飲ませることの難しさを感じておられるかもしれません。が、抱っこして飲ませることは、こどもとの関係を作る土台だということを知っていただいて、できるだけ抱っこして飲ませる努力をしましょう。
戻る